インド・デリーに赴任が決まったとき、「どこに住むべきか?」というのは誰もが最初にぶつかる悩みではないでしょうか。
特に家族帯同の方、小さなお子さんがいるご家庭、日本人学校や日本食へのアクセスを重視したい方にとっては、エリア選びは生活の質を大きく左右します。
今回は、デリーおよび周辺の日本人に人気の高いエリアを紹介します。
実際に生活する視点で、治安、利便性、家賃相場、日本人の多さなどを踏まえてまとめました。
※以下に記載の賃貸相場の費用は例です。賃貸物件をお探しの方は、内覧の際にご確認ください。
1. ヴァサント・ヴィハール(Vasant Vihar)
🏡 こんな人におすすめ:
- 日本大使館や日本人学校へのアクセスを重視したい方
- 治安の良い静かな住宅地を希望する方
🌿 特徴
外交官が多く住む、デリーの中でも最も格式高い住宅エリアの一つです。
日本大使館や欧米諸国の大使館官舎に隣接しており、緑も多く、治安も非常に良いのが魅力。
日本食材やレストランにもアクセスしやすく、駐在日本人に根強い人気があります。
💰 家賃相場
- 2LDK〜3LDK:15万〜30万INR/月
- 一軒家(独立型):30万INR〜
2. ディフェンス・コロニー(Defence Colony)
🏡 こんな人におすすめ:
- おしゃれなカフェや欧米スタイルの生活が好きな方
- 単身または共働きカップル向け
🌿 特徴
南デリーの中でも欧米人駐在員に人気のあるエリアで、おしゃれな飲食店や雑貨屋が並ぶ活気ある場所です。
外国人が多く、インフラも整っているため快適に暮らせます。
💰 家賃相場
- アパート:10万〜20万INR/月
- フラット(戸建て分割住宅):15万〜25万INR/月
3. アナンド・ニケタン(Anand Niketan)
🏡 こんな人におすすめ:
- 安全・静かな環境を最重視するご家族
- 庭付き・広めの住居を希望される方
🌿 特徴
日本人にも非常に人気のある、高級住宅街です。
多くの外交官や富裕層が住んでおり、治安の良さ、環境の落ち着き、プライバシーの高さが魅力です。
デリー南部に位置し、日本人学校やモールへのアクセスも良好。
💰 家賃相場
- 一軒家(独立型):30〜60万INR/月
- アパートは少なめ
4. シャンティ・ニケタン(Shanti Niketan)
🏡 こんな人におすすめ:
- とにかく静かで落ち着いた住宅エリアを探している方
- 庭付き・プライベート感のある住まいを希望する方
🌿 特徴
Anand Niketanのすぐ隣に位置し、同じく非常に静かな高級住宅街です。
一軒家が中心で、大きな邸宅や庭付きの住居が多いです。外国人居住者も多く、環境・治安ともに抜群です。
💰 家賃相場
- 一軒家:35〜70万INR/月
5. チャンキャプリ(Chanakyapuri)
🏡 こんな人におすすめ:
- 政府関係者・外交官レベルの安全性を重視する方
- 公園や自然が多い環境を希望する方
🌿 特徴
インド政府の省庁や各国大使館が集まる「ディプロマティックエンクレーブ」。
一般賃貸は少ないですが、入居できれば最高の治安と自然環境を得られます。セキュリティ面では最も安心できるエリアの一つです。
💰 家賃相場
- 公開されている賃貸は少ないが、通常の相場より高額(40万INR〜)
💡 エリア選びのヒント
チェック項目 | 考えるべきポイント |
---|---|
🏫 日本人学校への距離 | 通学バスが通っているか、渋滞時の所要時間は? |
🛡️ 治安 | 夜間の外出、女性の一人歩きのしやすさ |
🛒 生活利便性 | スーパー、モール、日本食の入手可否 |
💸 予算 | 家賃の他に発電機・水タンクなど設備費が必要な場合もあり |
🚗 通勤アクセス | グルガオンなど勤務先までの時間と手段 |
✍️ まとめ
デリーでの住まい選びは、「安全・利便性・快適さ」のバランスをどこに置くかによって大きく変わります。
特に小さなお子さんがいるご家庭や日本人学校を利用する場合は、通学バスや学校までの距離も考慮することが大切です。
不動産会社との内見の際には、「ジェネレーターの有無」「水道事情」「防犯対策」など、インド特有のポイントにも目を向けて、後悔のない選択をしてくださいね。